女性の性

エッチなことになると素直になれない私はおかしいのでしょうか?

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「一度わたしがエッチを断ってから、彼はわたしにまったく触れてこなくなりました。そのあと、わたしからエッチに誘ってもスルーされました。エッチ以外のことには素直になれるのですが、エッチのことになるとまったく素直になれません。どうしたらいいでしょうか」

今回はこのご相談にお答えしたいと思います。

好きか、あまり好きではないか

いろんな人の話を聞いていたら、エッチが好きな人と、あまり好きではない人に、パッカリと分かれるのではないか? と思います。

あまり好きではない人は「彼とはエッチなしで十分」と言うこともあります。「エッチなんかこの世からなくなってしまえばいいのに」とまで言う女子もいました。

エッチが好きか、あまり好きではないか、というのは、経験によるのかもしれない。ある話を聞いて、そう思います。ある話とは、以下。

「わたしは初体験のときから、エッチがめちゃ気持ちよかったので、それからエッチばっかりしていました。特定の彼氏を作ることなくエッチを楽しめる今の人生がサイコー!」

ま、極端な例かもしれませんが、「いい経験」をした人は、それなりにエッチが楽しく好きになり、あまりいい思いをしてこなかった人は、エッチが好きになれないのではないか? という仮説の一部を支えてくれている話です。

あなたは普段から素直じゃないのではないですか?

さて、ご質問にある「エッチ以外のことには素直になれるのですが、エッチのことになるとまったく素直になれません」という文章ですが、これってホントでしょうか? エッチがあまり好きではないのであれば、あるいはこの文章のとおりなのかもしれません。

でも、もしそうであるなら「わたしからエッチに誘っても」という文章は生まれてこないように思います。ホントに素直な人は、たとえば彼に対して「わたしはあまりエッチが好きではない。でもこの前、わたしがあなたの誘いを断ったのが気になっているんだけど……断ってしまってごめんね、ホントはね……」という「話」をしますよね、じぶんの心に素直に、正直に。エッチに誘う前に。

じぶんに非があるかもしれない、心のなかにモヤモヤしていることを、自省しつつ言語化して相手に過不足なく伝えることができる人、これが真に素直な人なのでは?

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つまりあなたは普段から素直じゃないのではないですか? 素直か素直じゃないか、というのは、あなた自身がじぶんを振り返って判断することでありつつも、彼があなたのことをどう思っているのか? ということでもあります。「一度わたしがエッチを断ってから」というところが気になります。

ある種のデリケートな男子は、一度断れたら「おれの彼女はエッチがあまり好きではないのだろう、であれば、おれから誘わないほうがいいのだろう、誘ったら彼女がイヤな思いをして、おれはフラれてしまうかもしれない」と思い込んでしまうところがあります。

だから、ほかでも口を酸っぱくして言っていますが、女子は「彼がしたいと思ったときに、できる限りヤラせてあげるべき」なんです。

彼がしたいと思った、あなたは断った。こういうことが何回か繰り返されると、繊細な男はふつうに「彼女はエッチがあまり好きじゃないんだろうな」と思ってしまうのです。

さらに「人類みなエロいんじゃなかったっけ? 彼女も気持ちいいってこの前のエッチのとき言ってたしな。おれの彼女は素直じゃない女だな」と思い込んでしまうのです。

ホントはスケベなのであればお互いに「ホントはスケベです」と言うこと

なぜそう思い込んでしまうのか? 理由はよくわかりませんが、ひとつ言えるのは、ある種のデリケートな彼は、彼女をエッチに誘うことを「非日常の極み」みたいに思っているからでは?

つまりヤンチャでエッチ大好きな男子にとって、女子をエッチに誘うのは日常であり、なんなら「誘わないと女子に失礼だ」と思っています。がしかし、デリケートな男子は(おおむねマジメな男子は)、「意を決して」彼女をエッチに誘うのです。

意を決しておこなった行為を「わたしは今日、したくないから」と断られたら……彼は深く傷つきますよね。

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男女お互いに、したいときに素直に「したい」と言うこと。ホントはスケベなのであれば、お互いに「ホントはスケベです」と言うこと。彼も彼女も相手に「したい」と言われたら、できる限りそれに応じること。

応じられないときは、相応の誠意ある断り方をすること。

ホントに素直なカップルは、こういうことをしています。ということは、あなたはエッチ以外のことに対しても、ホントは素直じゃないのではないですか? 彼も。(ひとみしょう/文筆家)

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