AV女優の仕事内容は?面接~作品発売までの流れを元マネが全解説
元AVプロダクションのマネージャーが「AV女優の仕事内容」を解説します。
この手の情報では世界で最も参考になると自負しております。だって、情報をかき集めた他サイトとは違い、私自身がしていた仕事を書いてますから(笑)なので、超リアルな内容だとお約束します。
ただ、本記事で紹介するのは一般的な流れであり、単体か企画かによっても仕事内容は異なります。
それでは本題に移らせてもらいます。AV女優になったつもりで読み進めてみましょう!
宣材(プロフィール)を作る
宣材とは”宣伝材料”の略称で、クライアントであるAVメーカーや出版社に売り込む大切な営業ツールとなります。顔や全身の写真をはじめ、身長やスリーサイズ、趣味や特技が載っています。
ちなみに、AV女優の宣材はこんな感じ。
上記の写真では脱いでいませんが、基本的にトップレスの写真は掲載することが多いです。
AV女優は全裸になるお仕事。名前だけで仕事が来るようになれば宣材で出さないこともありますが、デビュー時はほぼ乳首まで分かる写真を載せます。
スタジオまたは事務所内でトップレス撮影
AVプロダクションによっては専用スタジオや、専属のカメラマンが在中していることも。そういった事務所の場合は、所属契約が済んだ後にすぐ、宣材写真の撮影を行うことができます。
スタジオを保有していないプロダクションの場合は、レンタルスタジオもしくは事務所内のスペースで撮影されます。
余談ですが、15年以上前に私が働いていたプロダクションは弱小だったので、スタジオ代をケチって事務所の空きスペースで自ら撮影。しかも、スタッフから見えるような場所だったため、女の子にはいつも申し訳ない気持ちでした。
当然、素人が撮影した写真でクオリティは最低です。事務所を選ぶ際は、スタジオなどの設備が整っているか?も比較材料にした方がいいですよ。
宣材に載っている内容
- 顔アップ・全身の写真
- 女優名
- 生年月日・年齢
- 身長・スリーサイズ・靴のサイズ
- 趣味・特技
- 撮影でのNG項目
- 所属事務所
- これまでの実績
こんなところでしょうか。
記載してある情報は様々なですが、クライアントにどんな女優が認識させるのが目的です。その為、写真が最も大切な項目なので、元素材からかなり加工された写真が掲載されると思いますw
営業マネージャーとAVメーカーに面接
宣材が出来上がったら仕事をもらうための「面接まわり」を行います。
1日にまわる面接は2、3件ほど
企画女優のケースを例に挙げると、マネージャーと一緒に1日3件ほどのAVメーカーに行きます。
移動手段は車のことが多いですが、小さいプロダクションだと稀に電車のケースも。電車などの公共交通機関だとコロナ感染が怖いので、所属前に「面接は車ですか?」と確認しておくことをおすすめします。
はじめのうちは緊張しながらの面接で相当疲れるはずです。電車移動だったらマジで足がパンパンになりますよ。
面接で行う内容
AVメーカーのプロデューサーや監督と面接を行いますが、質問されたことに答えればOK。質問内容はやはりセックスに関することが多めで、面接官がフランクな人だとプライベートのことなども聞かれます。
そして、必ず確認される「撮影でのNG項目」については、宣材に記載されていることの再確認程度。あとはマネージャーがしっかりと対応してくれます。
10~15分ぐらい質疑応答した後、メーカー内で記録用の写真撮影をします。その際、トップレスとなることがほとんどなので、見せても大丈夫なブラをつけておくと良いでしょう。
ひとつの面接に要する時間は30~40分程度だと思います。
仕事をもらいやすくするコツ
はじめのうちは慣れないかもしれませんが、少しでも余裕ができてきたら以下のことを実践するとオファーをもらいやすくなるかも。
ココがPOINT!
- いつも以上に明るく振る舞う
- 面接官とできるだけ仲良くなる
- 嘘でもセックス大好きアピールをする
AVメーカーには1日に沢山の女優が面接に来ます。その中から誰に出演してもらうか決めることになるので、少しでも印象に残っている方が有利となります。
暗い子より明るい子で、みんなが楽しい現場になりそうな子は重宝されます。そして、AV女優にはよりエロいセックスが求められるため、嘘でもいいから「セックス大好き!」とアピールしましょう。
以上を実践したら仕事がバンバン入るはずです!
現場当日の基本的な流れ
撮影当日の流れを簡単に説明します。現場によって香盤(スケジュール表)は違いますが、1日で終わる撮影の場合は大体こんな感じです。
単体女優もしくは大作の場合は、2日に分けて撮影することも。ただ、行うことはほぼ同じと認識しておけば問題ありません。
指定場所で待ち合わせ、または現場直入り
指定された場所にスタッフ全員が集合するケースと、マネージャー同行の元、現場に入れ込んでもらうケース。私の感覚だと、単体女優は現場直入り、企画女優は待ち合わせしてみんなでスタジオ入りすることが多く感じます。
集合時間はおおよそ午前8~9時頃。どちらのケースもマネージャーが面倒を見てくれるので、朝起きるのが不安だったり、地方出身で土地勘がなくても大丈夫です。
ただし、非常に残念なことですが「何もしてくれない事務所」も存在します。
現場当日に電話のみで対応されたり、さらに酷いところだと女の子一人で全てやらせるところも。「女優さんが頑張っているおかげで飯を食えている」と分かっていないのでしょう。
事務所の対応が酷い場合は、移籍を考えた方が良いかもしれませんね。
メイクはしなくてOK!衣装も用意あり
スタジオを借りて行う現場だと、基本的にヘアメイクさんが在中しています。その為、起きたままの状態でスタジオに入り、下地から全てメイクさんに施してもらいましょう。また、衣装に関しても同様で、用意してある現場がほとんどです。
しかし、数時間で終わるような現場の場合は別。マネージャーから事前に知らされると思いますが、メイクと衣装は自前と言われることもあります。
軽い食事やお菓子がある
早起きしてすぐに食べられない子も多いでしょうが、現場にはおにぎりなどの軽食やお菓子が沢山用意してあります。足りなかったら追加で買ってきてくれるので、無理に朝食を済ませてくる必要はありません。
現場ごとに契約書を交わす
以前はなかったことですが、ここ数年の間に「各現場で契約書を交わす」のが業界全体での決まりとなりました。
AVメーカーや制作会社、プロダクションが加盟する「IPPA」の発足がきっかけとなり、それまで問題視されてきた以下のトラブルを未然に防ぐための対策です。
- 出演を強要されていないかの確認
- 正当なギャラなのか総ギャラの開示
女優の立場が弱かった時代のことを考えると、この取り組みはとても良いことです。プロダクションに脅されて出演している子が断然減りますし、総ギャラを知れることで自分がいくら貰うべきか確認できます。
この変化によって業界の健全化に繋がりますし、悪質なプロダクションは消えてなくなれば良いと思ってます。
注意してほしいのは「IPPAに加盟していない事務所」。そういったところは女優を騙す気満々なので、所属前に加盟しているか必ず確認してください。
AVの撮影内容
さて、ここからは実際の撮影現場で行うことを説明します。
パッケージ(スチール)撮影
ヘアメイクや衣装の準備が終わったら、まず先に行うのが「パッケージ撮り」。
セックスなどの絡みを撮るまでに行う理由は、汗でメイクが崩れてしまう前の完ぺきな状態で撮影したいから。作品の売れ行きを左右する大切な写真となるので、最も元気な状態の”朝一”がベストなんです。
作品にもよりますが、沢山のスタッフと機材に囲まれ、プロのカメラマンに撮影してもらうのは気分良いと思いますよ!
オナニーや男優とセックス
パッケージ撮影が終わったら、いよいよ「本番(セックス)撮影」です。ただ、いきなり男優とのセックスではなく、肉体的にも軽めな「フェラ・オナニー」といった撮影から開始します。
AVの撮影といっても、一連の流れは彼氏とセックスする時とそこまで変わりません。まずは前儀から始まり、徐々にお互いの性器を責めていき、盛り上がったところで挿入となります。決定的な違いと言えば…
「演技でセックスをしている」こと。
AVに出演している女の子は皆”女優さん”です。実際は感じていなくても気持ちよさそうな演技をし、プロ意識の高い女優だと”潮吹き”に備えて大量の水を飲んだりもします。もちろん、純粋にセックスが好きで、それが映像越しに伝わるのがベスト。
そのうえで、男性のオナニーに適したエロさを出せれば、あなたは引く手あまたのAV女優となれるはず!
※イケメンAV男優「東惣介」さん
肝心の撮影内容ですが、男優さんが優しくリードしてくれるので、ただただ身を寄せていればOKです。また、挿入の際もローションをたっぷり使い、まんこを傷めないように進めてくれます。
お昼休憩・メイク直し
一般的な現場なら「お昼休憩」が必ずあります。お昼ごはんは出前を頼むことが多く、メイクをしている時などに「どのご飯がいい?」と確認されるはず。自分の好きなメニューを頼めるので、好き嫌いがあっても心配いりません。
午前中に絡みをした場合は、軽くシャワーで洗い流してから昼食となります。食べ終わったら崩れたメイク直しをし、午後の撮影が開始されます。
撮影終了時刻は仕事による
8時集合の現場だった場合、夜前には撤収することが多いです。撮影がスムーズに進めば夕方前には終わることもありますし、その逆も当然あり得ます。
ベテランになるほど現場の流れを熟知しており、終了するのが早い印象。一方で、デビュー間もない女優さんだと撮影がストップしたりして、解散が深夜になった経験も多々あります。
また、現場が押す他の原因としては、男優さんの射精待ちも意外と多いです。1日に2回以上射精しないといけないので、気分が乗らなかったりすると勃起すらしないことも。男優が原因だとムカつくかもしれませんが、本当に大変なことだと理解してあげてくださいw
撮影終了後について
撮影が終わった後の送迎方法は様々です。
- マネージャーが向かいにくる
- 現場スタッフが駅や家付近まで送ってくれる
- タクシーで帰宅
面倒見の良いプロダクションの場合、撮影中もずっと一緒にいてくれ、終わったらそのまま自宅まで送迎してくれます。単体女優の現場であればそのような対応がほとんどだと思います。
しかし、企画女優の現場でマネージャーが付きっ切りのことは少ないので、その場合は現場スタッフが近くの駅や、自宅付近まで送ってくれます。もしくは、事務所が払うことを前提に、タクシーで帰宅させる事務所もあります。
最近はコロナの影響でほぼないでしょうが、打ち上げで夕食をご馳走してくれることも頻繁にありました。
AV作品の発売
「AVの撮影すれば全て終わり」ではありません。その作品が売れれば次の仕事に繋がるので、率先して宣伝にも協力した方が良いでしょう。
撮影~発売まで3ヵ月ぐらい
撮影からおおよそ3ヵ月程度で作品の流通が開始されます。
一昔前までは、通販サイトや専門ショップでDVD販売をするのがメインでしたが、ネットが普及した現在は動画配信の方が売上シェアも高くなってきました。特に若年層の男性たちはほぼ動画購入者ばかりです。
国内最大級の「FANZA(旧DMM)」でも配信が先行、その後にDVDが発売される流れに。今後はさらにDVDが売れなくなると予想されており、配信限定のAVも増えていくと思われます。
この時代の変化によって「発売イベント(サイン会)」もかなり減っているようです。発売イベントは女優さんの仕事でもあったので、そういった意味では少し残念ですよね。
出典元:一軒家を建てたい夫婦の日記
大好きなAV女優さんと会える絶好の機会だったのに…。男性としても配信が主流になるのは悲しい現実です。