LINEオープンチャットで出会いを探すことはできるのか?【出会いの裏技】

LINEオープンチャットは、2019年8月にサービスが開始した機能です。
LINEの友達ではないユーザーと、完全に匿名で交流できることを売りにしています。
さまざまなチャットサイトが閉鎖し、チャットが終わったコンテンツと化した現在、チャット機能を追加。
逆に新鮮で良いですよね。
出会いを探す人にとって気になるのは、LINEオープンチャットは出会いに使えるのかどうかでしょう。
その疑問の答えについて説明しつつ、LINEオープンチャットにおける出会いの裏技を紹介します!
LINEオープンチャットは出会いに不向きだ!

LINEオープンチャットは、正直に言って、出会いには不向きです。
全く使えないわけではないでしょうが、あまりオススメはできません。
その理由をいくつか、紹介しましょう。
出会い行為は規約違反
LINEオープンチャットの利用規約や公式のガイドラインを見てみると、禁止事項がしっかり定められていることがわかります。
オープンチャットを使っている人でも、禁止事項を知らない人もいるでしょう。
禁止事項には、たとえば次のようなことが挙げられているんです。
- 個人情報(LINE IDやSNS含む)の交換
- 出会い系目的のチャットルームの作成
- 1:1の出会いを要求する行為
- 交際相手、一緒に宿泊・居住する人を探す行為
- 未成年者に対する酒席への誘い
- ユーザー同士の誹謗中傷
- わいせつな表現を含む文章、コンテンツの送信
- 営利目的の活動
- 他者の権利を侵害する行為
「出会い」を禁止する項目が多いんですよ。
まず、個人情報の交換が禁止されています。
住所や電話番号などはもちろんですが、LINE IDやQRコード、SNSの連絡先交換も禁止されているんです。
LINEのサービスなのに、LINEの連絡先を教えるのはNGなんですよね。
さらに、出会い目的でチャットルームを作成することと、出会いを募集することが禁止されています。
実際にチャットルームを見ると「恋活ルーム」「婚活ルーム」が結構あるんですが、これはまだ運営が見つけていないだけでバレれば規約違反として削除されてしまうグレーな存在なんです。
そして、交際相手を探したり、旅行先で泊めてくれる人を探したり、ルームシェア相手を探したりするのも禁止されています。
とにかく、1:1の出会いを思わせるようなことは軒並み禁止なんです。
出会いを募集すること自体が規約違反になるので、LINEオープンチャットは出会いには不向きなんですよ。
LINEが「多発している重度の違反行為」を発表
正直なところ、LINEオープンチャットは規約違反が横行しています。
サービス開始して割りとすぐに、無法地帯になったんですよ。
ユーザー同士で飛び交う罵詈雑言、セクハラ、荒らし行為…。
LINEオープンチャットはチャットルームごとにプロフィールを設定できるため、完全に匿名なんですよ。
完全匿名のチャットルームや掲示板が荒れるということは、人類の歴史から読み取れることです。
10年と少し前に流行ったチャットも、荒らしが大勢いましたし、成人による未成年へのセクハラ行為なども横行していました。
往年の大型掲示板2ちゃんねる(現:5ちゃんねる)も、ユーザー同士の罵り合いが多いです。
さらに、オープンチャットでは出会いを求める行為も横行しています。
そんな状態だからか、LINE運営は「多発している重度の違反行為」を「重度の違反行為の措置について」というお知らせで発表しました。
そこでは、違反行為をした人への取締を強化する旨が書かれています。
具体的に言えば「違反者に対するオープンチャットの利用停止」などですね。
今後もさらに、規制は厳しくなり続けるでしょう。
今から出会いに使うには、あまりに不安定すぎます。
チャット検索、ピックアップ機能が削除された
サービス開始当初は、チャット検索機能とピックアップ機能が実装されていました。
これはチャットルームを検索したり、人気チャットルームを表示したりする機能です。
これらを通じてチャットルームに参加することができました。
ただ、オープンチャットが無法地帯になっていることを受けて、運営は当該機能を削除したんです。
つまり、チャットルームのURLを知らなければルームに入ることができないということ。
これでは出会いにくいですよね。
規約違反がバレたらLINEのアカウント凍結もアリ得る
LINEの運営は「規約違反者にはLINEアカウント自体の凍結も行うことがある」としています。
こうなるのは重度かつ悪質な違反行為を行っていた場合に限るでしょうけどね。
たとえば、ただ他ユーザーを煽っただけではオープンチャットの利用停止くらいで済むわけです。
じゃあ「重度な違反」とは何かというと…。
LINE運営が発表したものを基準に考えると、次のような行為が当てはまります。
- スタンプを連打しまくる行為
- わいせつな表現を含む文章、コンテンツの送信
- LINE ID(QRコード)の投稿
- 交際相手を募集する投稿
出会いを求める行為は、重度な違反になるということです。
つまり、オープンチャットで出会いを求めることでLINEのアカウントが凍結される可能性があるのではないかということ。
日常生活で連絡手段として使うことの多いLINEアカウントを凍結されるのは、かなりの痛手です。
それだけのリスクを冒す価値は、あるのでしょうか。
内緒チャット機能がない
出会いにつなげるには、1:1でやり取りをする必要があります。
そうしなければ、密接な関係になりにくいためです。
昔、チャットで出会う人が結構いました。
小学生や中学生でも、家の電話番号を交換したりしたものです。
それはチャット内に「内緒チャット」という機能があったため、できたことなんですよ。
内緒チャットというのは、チャットルームにいながら、特定の相手だけに見えるメッセージを送信することができる機能です。
これを通じて個人と特別仲良くなり、連絡先を交換したわけですね。
一方、LINEオープンチャットには同様の機能がありません。
リプライとメンションがありますが、これは全体にも見えてしまいます。
禁止されているから向いていないというのももちろんありますが、そもそもLINEオープンチャットには出会いに向いている機能が無いんですよ。
だから不向きだ、という側面もあります。
LINEオープンチャットで出会いを探す方法はある?

LINEオープンチャットは出会いには不向きだと、散々語ってきましたが、それでも出会いを探してみたいという人もいるでしょう。
そういう人のために、おすすめはしないものの、LINEオープンチャットで出会いを探す方法を紹介します。
Twitterや非公式の検索サイトを使う
LINEオープンチャットはチャットルームの検索ができないので、Twitterを使ってチャットを探しましょう。
Twitterで「オープンチャット」と調べると、ルームのURLを共有している投稿が結構出てきます。
そこから目ぼしいルームを見つけ、入室すると良いでしょう。
また、非公式のLINEオープンチャット検索サイトがあります。
「オープンチャット 検索」と調べるとたくさん出てくるので、そういったサイトを使ってチャットを検索し、チャットルームにアクセスするのもアリです。
出会い目的のチャットも、まだあります。
消される可能性はあるものの、消されるまでは使えるので探してみると良いでしょう。
ただし、非公式な存在なので使った際のトラブルは自己責任になります。
オープンチャットを補助的に使う
オープンチャットをメインツールとするのではなく、補助的に使うと規約違反にならず出会いを探せます。
たとえば、Twitterを使って人と仲良くなったとしましょう。
そこで形成された仲良しグループ内で連絡を取り合う手段を、LINEオープンチャットにします。
「LINEのグループでいいじゃないか」と思うかもしれませんが、Twitterで出会った人は簡単にLINEを教えません。
オープンチャットはLINEのアカウントとは別のプロフィールを作れるので、ハードルが低いです。
それでいて日常的に使う「LINE」をベースにしているため、扱いやすいんですよ。
オープンチャットを使ってグループのやり取りをしつつ、Twitterでも個別でやり取りをします。
そうして仲良くなり、個人情報を交換したくなったら、TwitterのDMで交換しましょう。
こうすれば、LINEオープンチャットを使って出会いを探せます。
出会いのツールとして使うよりも、仲良くなるためのツールとして使う感じですね。
最初から個別でDMしまくるよりも、下心を感じさせることなく出会いに繋げられます。
趣味チャットでオフ会が開かれたときを狙う
LINEオープンチャットの禁止事項には、抜け穴があります。
それは、「1:1の出会いは禁止されているが、複数人による出会いは禁止されていない」ということです。
つまり、オープンチャットでオフ会を開いたとしても規約違反にはならないのだということですよ。
趣味に関するオープンチャットだと、オフ会が開かれることもあります。
そのときにはしっかり参加しましょう。
そうして異性と仲良くなれば、リアルでLINEを交換することもできるのではないでしょうか。
ただ、オフ会が開かれるのを待たなければならないので、やはり積極的な出会いのツールにはなりませんね。
普通に自分の趣味に関するチャットを楽しみながら、オフ会が開かれたときには出会い目的にシフトするという意識でオープンチャットを利用するのが一番良いのかもしれません。
LINEオープンチャットを使う際の注意点
LINEオープンチャットを使う際には、注意点があります。
冒頭で語った「規約違反をすればアカウント凍結」ということ以外にも、あるんです。
そんなLINEオープンチャットを使う際の注意点をまとめてみました。
規約違反であることは自覚し、ある程度の覚悟を持つこと
LINEオープンチャットを使い、オフ会などで出会いを求めるのは規約違反ではありません。
ただ、出会い目的のチャットを利用して出会いを探すのは、規約違反です。
出会い目的のチャットを使おうとしている人は、規約違反をしていることを自覚してください。
そして、最悪の場合はアカウント凍結になる覚悟を持ちましょう。
あるいは、アカウント凍結になる可能性があることを見越して、「ここまでで成果が出なければチャットを抜ける」と期限を決めておくことをオススメします。
そうすれば、凍結になる前にチャットから去ることもできるでしょうから。
発言するときは「誰かを傷つけないか」考えよう
これはLINEオープンチャットの注意点というより、あらゆるチャットサービスの注意点です。
発言するときは、誰かを傷つける可能性がないかを考えてから、送信ボタンを押しましょう。
当たり前の考え方なんですが、意外とこの意識を持っていない人は多いです。
匿名だからと気が大きくなり、リアルなら絶対に言わない(言えない)ことをズバズバ言う人が大勢います。
特にチャットは、リアルタイム性のあるやり取りです。
昔流行したチャットサイトほどではないにしても、LINEも半ばリアルタイムに会話が進みますよね。
だから「一度立ち止まって考えること」をおろそかにしがちです。
しっかり、考えてください。
そして、「ネットもリアルの一部であり、ネット上の発言はリアルの誰かに届く」という当たり前を常に意識しましょう。
結論:LINEオープンチャットは出会えないこともない

LINEオープンチャットは、基本的には出会えないツールです。
出会いが禁止されているからには、出会いを目的として活動することはあまりオススメできませんからね。
それに、出会いに繋げられるような機能もありませんから。
ただ、使い方によってはLINEオープンチャットで出会うことも不可能とは言い切れません。
オフ会をしたときに出会いに繋げることは、個人の力量次第で可能です。
オフ会での出会いは実質的にリアルでの出会いと、ほとんど変わりませんからね。
また、Twitterなど外部サイトのグループでLINEオープンチャットを使うことによっても、出会える可能性があります。
あまりに遠回りになるためオススメはできないものの、出会えないとは言えないのがLINEオープンチャット。
それでも使いたいという猛者は、使ってみても良いのかもしれませんね。