包茎に悩んでいる人へ。包茎を自力で治す方法と包茎手術の必要性を紹介します!

「包茎だと女性に嫌がられるかな」
「常に剥けていたら良かったのに…」
そんな風に悩んでいる人もいるでしょう。
安心してください。包茎の種類にもよりますが、包茎を自力で治す方法はあります。
ただ、自身の包茎の種類についてしっかり理解し、本当に包茎を治す必要があるのかどうかを慎重に考えなければなりません。
包茎を治すのにもリスクがあるんです。
今回は、包茎の種類と治療の必要性の有無、包茎を治す方法について紹介します。
日本人はほとんどが包茎? 恥ずかしがる必要はない!

日本人はほとんどが包茎だと言われています。
割合にすると80%以上。
ということは、露茎(いわゆるズル剥け)の人の方が圧倒的に少ないということです。
内訳は仮性包茎80%程度、真性包茎1~2%程度になります。
アメリカだと「仮性包茎」は包茎扱いされないという話もあるんです。
包茎を恥ずかしがる必要はないんですよ。
それに、女性は皮が剥けているかどうかにそこまで関心がありません。
仮性包茎だろうと、ズル剥けだろうとどうでもいいと思っています。
剥けていたほうがいい、というのは男性間の価値観でしかありません。
銭湯で恥ずかしいとか、その程度だということです。
だけど、ゲイの人でない限り、銭湯で他人のペニスなんてガン見しませんよね。
笑うことももちろんしません。
また、仮性包茎の場合は「治療の必要がない」と考える医師が多いんです。
仮性包茎は病気ではありませんし、しっかり清潔にしていれば問題ありませんからね。
だから、包茎は別に恥ずかしいことではありませんし、仮性包茎程度なら無理矢理治療をする必要もないでしょう。
包茎が良くないと言われる3つの理由

日本人のほとんどが包茎であり、仮性包茎程度なら無理して治療する必要はない、と前章では述べました。
ただ、包茎は良くないと考えている医師もいます。
ネットでも包茎はあまり良くない、と言われていますよね。
良くないと言われる理由は、次の3つです。
不潔だから
包茎が良くないと言われている一番の理由が、「不潔だから」です。
常に亀頭部分が出ている露茎に比べると、通常時は包皮に覆われている包茎のほうが不潔なのは当然ですよね。
たまに、亀頭のカリ部分に白い「恥垢」がたまります。
これを放置すると、炎症を起こしたり、性感染症になりやすかったりするんです。
だから、包茎は良くないと言われているんですよ。
早漏になるから
普段から皮に守られている包茎の亀頭は、刺激に弱いです。
露茎の人は常に刺激が加わるため、慣れて鈍感になっているんですよ。
対して包茎は常に刺激が加わるわけではないため、露茎の人に比べて敏感になっています。
「だから気持ちいい」という考え方もできますが、早漏になる可能性があるというデメリットがあるんですよ。
遅漏になるから
早漏になる、と矛盾しているように感じるかもしれませんが、遅漏になる場合もあるんですよ。
包茎の人の中で、「皮オナ」をしている人がいるでしょう。
皮を被せたままシコシコするオナニーです。
これをすると、オナニーの感覚に慣れてしまいます。
しかも、皮があった方が気持ちが良いという説もあるんです。
そのため、セックスの快感が薄く感じられてしまい、遅漏になることがあります。
包茎の種類と、それぞれの状態を放置するデメリット

包茎と一口に言っても、包茎には三つの種類があるんです。
種類によって、包茎の治し方や治療の必要性の有無などが変わってきます。
そこで、包茎の種類と、それぞれの状態を放置するデメリット・治療の必要性の有無を紹介しましょう。
真性包茎
真性包茎は、通常時・勃起時ともに亀頭が包皮から出ない状態です。
しかも、皮の一部とペニスとが癒着していて、剥こうとしてもなかなか剥けません。
日本人の成人男性の1~2%程度が真性包茎だと言われています。
真性包茎は全く剥けないため、かなり不潔です。
放置しすぎると、柔らかいはずの恥垢が硬くなってしまい、カリの溝で壁をつくり、さらに剥けにくくなってしまいます。
治療する必要性は高いです。
仮性包茎
仮性包茎は、通常時には皮を被っているけど、剥こうと思えば剥ける状態を指します。
「勃起時に自然と剥ける場合」だけじゃなく、「手を使ったら剥ける場合」も仮性包茎に含まれるんです。
ここを勘違いしている人もいると思います。
「剥こうと思えば剥けるけど、自然に剥けないから真性かなあ…」と落ち込む必要は全くありません。
仮性包茎は不衛生にしない限り、悪影響はあまりありませんよ。
ただ、剥いた状態に慣れていないとシャワーなどの刺激でも痛みがあるため、洗うのが億劫になることがあります。
他にも、剥けないと思い込んで長い間剥かない人もいるんです。
この場合、真性包茎同様不潔になりやすいので気を付けましょう。
治療の必要性は低いです。
カントン包茎
カントン包茎は包皮輪と呼ばれる皮の一部が、亀頭部分を締め付けた状態になっていることを指します。
「亀頭の一部が出ているけど、皮がそれ以上戻らない」という状態を思い浮かべてもらえば、わかりやすいでしょう。
包茎を無理やり治そうとしたりして、何らかの力を加えて亀頭を露出させた際、戻らなくなることで発生することが多いです。
包茎のまま成長した大人が、包茎を治さずに亀頭を露出したままの状態で居続けるだけでも、カントン包茎になることがあります。
どれだけ皮を剥いても、包茎だから、皮が勝手に戻ろうとするんです。
その状態に気づかず放置することで、カントン包茎になるわけですね。
カントン包茎になると、亀頭の血流が滞ります。
包皮や亀頭部が腫れたり、うっ血したりするんです。
また、血流が滞った状態が長く続けば、陰茎組織が壊死することもあります。
そうなれば、切断するしかありません。
かなり危険です。治療しなければならないでしょう。
仮性包茎を自力で治す方法と、治すときに抑えるべきポイント

仮性包茎は自力で治す方法がいくつかあります。
その方法を2つ紹介したうえで、仮性包茎を治すときに抑えるべきポイントを2つ紹介しましょう。
包茎矯正リングを使う
包茎矯正リングという商品が売られています。
矯正リングのほとんどは、剥いた状態から包皮が戻らないようにすることを目的にしたものです。
戻りにくくなるため、包皮に剥き癖が付き、しかも剥いたままでいてもカントン包茎になりにくいというメリットがあります。
イメージとしては、リングで押さえつけたり、リングが包皮にとって壁になったりする感じです。
ただ、物によっては湿った亀頭のカリ部分に張り付いて、痛みが出ることもあります。
商品は慎重に選びましょう。
包茎矯正ジェルを使う
包茎矯正ジェルというグッズもあります。
このジェルには接着剤が配合されているんです。
ジェルを塗ることにより、皮と皮とを接着し、皮を短くします。
皮が短くなれば、自然と剥いた状態を維持できるという理屈です。
これは、一重瞼をくっつけて二重瞼を作るアイプチと同じ原理ですね。
つけると、2~3分程度でジェルが乾き、皮が戻らないようになります。
接着剤なので、お湯などで剥がせますよ。
トランクスを履こう
トランクスは、ブリーフやボクサーに比べて、刺激が強いです。
トランクスのほうが固い生地で作られたものが多いですから。
普段から亀頭に刺激を与え、刺激に慣れさせることが包茎治療に繋がります。
矯正ジェルやリングを使って包皮を露出させた上でトランクスを履けば、剥き癖がつく上に刺激に慣れさせることもできますよ。
ただ、自力で剥かないと剥けない人や、皮オナばかりしていた人はトランクスの刺激程度でも最初は辛いでしょう。
この場合、ある程度慣れてからトランクスを履くことをオススメします。
シャワー室で毎晩トレーニングをしよう
シャワーの刺激にすら慣れていない人には、シャワーすらちょっと痛いと感じられます。
また、自力で剥かないと剥けない仮性包茎の人で、あまり剥く練習をしてこなかった人はこれから剥く練習をしないといけませんよね。
だけど、亀頭はデリケートな部分です。清潔な場所で剥く練習をしないといけません。
そこで、シャワーの出番です。体を洗うとき、ルーチンワークとして剥く練習をしましょう。
最初はゆっくり、お湯を当てながら剥いてください。
強い痛みを感じたら、そこでストップしましょう。
徐々に痛みを感じるタイミングが遅くなり、最終的には自力で完全に剥けるようになります。
ただ、最初はシャワーを亀頭に当てるのすらかなり痛いです。
シャワーを弱めにし、ボディソープをつけずに洗いましょう。
ボディソープが無いと清潔を保てないと思うかもしれませんが、実は亀頭はあまりボディソープをつけなくてもいいんです。
逆に、付けすぎると亀頭包皮炎になったり、カンジタ菌が繁殖したりします。
最初はボディソープを使わず、慣れてきたらボディソープを少しだけ使うようにしてください。
こうしてトレーニングをしていけば、勃起時自然に剥けるようになることがあります。
ならないことも、ありますけどね。
ならなかったとしても、刺激になれさせることができるため、セックス時に剥いても全く痛くなくなります。
皮オナをする必要もなくなりますよ。
真性包茎を自力で治すのは、あまりオススメしない
真性包茎は治療の必要性が高めではありますが、真性包茎を自力で治すのはあまりオススメしません。
というのも、真性包茎を自力で治すのはリスクが高いんですよ。
まず、無茶な剥き方をして出血したり、陰茎小帯(裏筋)が切れたりするリスクがあります。
このとき、かなり痛いです。激痛が走り、動けなくなります。
血もドバドバ出るし、良いことがありません。
しかも、不潔な状態で血が出るから、腫れたり病気になったりしやすいんです。
さらに、カントン包茎になるリスクもあります。
無理に剥こうとして戻らなくなり、中途半端な状態で亀頭を締め付けてしまうんです。
これらのリスクがあるため、真性包茎を自力で治すのは、あまりオススメできません。
手術をするほうが賢明です。
それでも自力で治したいなら矯正器具を使おう
真性包茎は手術をしたほうが良いと述べましたが、どうしても自力で治したいという人もいるでしょう。
手術代もかかるし、手術にも失敗のリスクはありますしね。
どうしても自力で真性包茎を治したいのなら、矯正器具を使いましょう。
真性包茎矯正器具で一番有名なのは、キトー君DXです。
かつて真性包茎だった人が開発した器具のためか、真性包茎に対する理解が厚く、無理なく剥くことができるようになっています。
これは包茎の皮と亀頭の間に器具の先端を差し込み、グリップを握ることで、余っている皮が広げられて伸びていくという仕組み。
限界まで広げ、ストッパーで固定し、30分くらいキープすることで亀頭と包皮の癒着を剥がすわけです。
器具を差し込まないといけないので勇気は要りますが、自分の手で剥くのにも勇気が要りますからね。自分の手で剥くよりは、安心でしょう。
ただ、自力で治すのは自己責任でお願いします。
また、無理のない範囲でトレーニングを行いましょう。
包茎手術の費用や失敗例まとめ
包茎を手術で治す場合、ある程度の費用がかかります。
それに、自分の体を託すわけですから、手術の種類や方法なども知っておいたほうが良いでしょう。
そこで、包茎手術の費用の目安や方法、失敗例などを紹介します。
包茎手術の種類・方法
- 環状切開法
- 亀頭直下法
- 根元切除法
一般的な包茎手術の種類は上記の3つです。
最も広く行われているのは、環状切開法になります。
これは「余っている皮を中央で切る」という単純明快な方法です。
ただ包茎が治ればそれで良いと考えている人にはオススメの方法。費用も比較的安めです。
ただ、傷跡が目立つというデメリットがあります。
亀頭直下法と根元切除法は、傷跡が目立たない方法です。
亀頭直下法は亀頭のすぐ下で切除し、根元切除法はペニスの根元で切除します。
特に根元切除法は傷跡が毛で隠れることが多いんです。
包茎手術の費用目安
包茎手術の費用は、クリニックにより異なります。
たとえば、コマーシャルなどで有名な上野クリニックの場合は、だいたい7万円程度から11万円程度です。
最低価格が高めに設定されているので、手術が簡単なケースでも高めの料金を支払うことになります。
上野クリニックと同じくらい有名なABCクリニックは、3万円から10万円程度です。
ケースによって、切除方法によって、値段が変わります。
どんなケースだろうと、上野クリニックよりは安いです。
費用の目安としては、安くても3万円、高ければ10万円はかかると思っておくと良いでしょう。
包茎手術の失敗例
- ツートンカラー
- ケロイド化
- 裏筋が無くなる
- 包皮を切り過ぎて勃起しにくい、痛みがあるなど
- ペリカン変形
- 提灯変形
以上が、包茎手術の主な失敗例です。
ツートンカラーは「包皮の色にムラが生じる」という症状。
まあこれは、失敗というか痕跡ですね。環状切開法を用いた場合に起こることが多く、結構起こりやすい例です。
ケロイド化は、手術後の傷跡が盛り上がりボコボコになること。
これもツートンカラーと同じくらい起こりやすいんです。
裏筋が無くなるというのは、読んで字の如く…。
デメリットは「性感帯が一つ消える」ことでしょうか。ただ、これは再形成できます。
包皮を切り過ぎるという失敗もあるんです。
包皮を切り過ぎると、勃起しにくくなったり、痛みや違和感が発生したりします。
包皮は適切な長さが無いと勃起できないようにデザインされているんですよ。
ペリカン変形というのは、術後の腫れの一種です。
ペリカンのくちばしのような形に腫れることから、そう言われています。
提灯変形も腫れの一種。包皮の狭い部分が残ってしまい、血流が阻害されることで、提灯のように腫れるわけです。
また、ヒアルロン酸注入をオプションとして勧める医師もいますが、ヒアルロン酸注入に失敗するとペニスが壊死することもあります。
これはオプションなので、断ればいいだけの話ですね。
失敗するリスクはありますが、真性包茎の人なら、手術する価値は大いにあります。
自分で包茎を治すか、手術するか、どちらかを慎重に選びましょう。
無理せず包茎を治して、自信をつけよう!
包茎にはさまざまな種類があり、仮性包茎の場合は無理して治す必要はありません。
だけど、仮性包茎を治すグッズが売っているため、それを使えば治すことはできます。
ただ、グッズを使っても治らない場合もありますし、真性包茎はグッズをあまりオススメしません。
自分で治すことを考えるのと同時に、手術についても考えてみましょう。