潤滑ゼリー・ローションの使い方や選び方を徹底解説!おすすめの6選もご紹介
セックスやオナニーで「潤い」「ヌルヌル感」をプラスするために使われる、ローションや潤滑ゼリー。
種類が豊富なので「どっちを選べばいいの?」「商品が多すぎて迷う」と戸惑う人が多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、ローション・潤滑ゼリーの違いや、上手な使い方・選び方をご紹介していきます。
ぜひ目的にマッチしたアイテムを選ぶ参考にしてみてください。
ローションと潤滑ゼリーの違いとは?
まずは「ローションと潤滑ゼリーの違いが良く分からない」という人へ向けて、二つの違いと特徴をご紹介していきます。
ローションと潤滑ゼリーは用途が異なり、誤って代用するケースが少なくありません。
使い方や用途を間違えると局部を傷つけたり、コンドームが敗れる原因にもなるため、ぜひ選び方の参考にしてみてください。
ローションはボディマッサージ用途
ローションは全身をマッサージするための液体。
日本で販売されている「ローション」という名前の商品の多くは、パートナー同士でボディマッサージをする前提で販売されているのです。
ヌルヌルとした質感を重視して製品開発され、水で薄めて使う原液が販売されています。
ローションを口に入れたり局部に塗ってOKかは、製品によって異なります。
個人が美容・リラクゼーション目的のマッサージに使用しているケースも多いようです。
ローションは主に「ヌルヌル感」を目的としているため、局部の保湿には向いていません。どちらかというと、プレイの一つとして取り入れたり、男性のマスタベーションに使われます。
また、ラブホテルに置いてあるローションはこちらのタイプがほとんど。
誤って潤滑ゼリーの代わりに使用してしまうケースが少なくないので、使用する際には注意しましょう。
潤滑ゼリーは局部を潤す用途
潤滑ゼリーは局部の潤いをサポートする目的で販売されています。
ローションの様に全身マッサージ向きではないため、内容量は多くありません。
水で薄める必要はなく、粘り気が少ない局部に馴染むサラサラした使い心地です。
コンドームなどにも摩擦を軽減するための潤滑剤が使われているのですが、女性側の愛液が少ないと痛くなりがち……。
セックスで痛みやヒリヒリ感を感じている女性は、局部に潤滑ゼリーを塗ることで不快感が軽減されるかもしれません。
コンドームを劣化させないために、後述する「コンドームとの併用を想定した潤滑ゼリー」を購入するとさらに安心です。
また、挿入時に不快感などがない場合であっても、潤滑ゼリーを使うと動きが滑らかに。普段と違った快感を楽しむことができます。
ローション・潤滑ゼリーの使い方と注意点
ローション・潤滑ゼリーの基本的な使い方や注意点をご紹介していきます。
成分や使用する身体のパーツによって意識する項目が異なるため、ぜひ事前にチェックして正しく取り入れましょう。
ローションの使い方
ローションを使ったセックスのことを「ローションプレイ」と呼びます。
ローションプレイをすると周囲がローションだらけになり、後片付けが大変になので、お風呂やラブホテルを利用しましょう。
また、足場が滑りやすくなるため、立ち上がったり歩く際には注意が必要です。
ローションの多くは水やぬるま湯で希釈する前提で作られています。
製品によって希釈が異なるのですが、濃厚なローションの場合は5倍以上などしっかりと薄める必要があるようです。
そのまま使用すると粘り気が強すぎてすぐに乾いてしまうため、水・ぬるま湯で薄めてネバネバ感を和らげましょう。
また、お風呂で使用できるタイプのローションを使えば、入浴する要領でヌルヌル感を楽しめます。
さらに、ローションによって香り付き・味付き・色付きなどのバリエーションがあり、簡単にニュアンスを変えられるんです。
なお、ローションプレイが終わった後には、肌荒れ防止のために身体についたローションを洗い流しましょう。
洗い残しがあると雑菌が繁殖したり、肌がかぶれる原因になります。
ローションの注意点
ローションは種類によって気を付ける点が異なります。
まずローション全体に共通する注意点は以下のとおりです。
- 洗い流し不要・必要の2タイプがある
- 口に入れてOKか確認する
- 刺激を感じたらすぐに使用をやめる
- 開封済の使用期限は半年以内
- 未開封の使用期限は3年以内
- 膣内に入ると洗い流せないため注意
- 他の用途での使用は慎重に
ローションの容器に記載されている注意書きを読み、洗い流しの必要性、口に入れてOKか、などを確認しましょう。
洗い流す必要があるローションをそのままにすると皮膚がかぶれたり荒れる原因になります。
また、膣内にローションが入ると洗い流すことはできません。使用する際には体内に入らないよう注意しましょう。
さらに口に入れてはいけない製品を誤って飲み込んでしまうと、健康への影響も懸念されます。
古いローションを使うこともおすすめできません。
使用期限は開封後半年以内が目安なので、購入する際は使い切れるボトルサイズを選ぶことがポイント。
未開封でもしばらく使用していないローションは避けた方が安心でしょう。
さらに、ボディマッサージ以外の目的でのローションの使用は推奨されていません。髭剃りや除毛で使用する人も中にはいますが、できる限り専用の製品を購入しましょう。
潤滑ゼリーの使い方
続いて潤滑ゼリーについてご紹介していきます。
潤滑ゼリーを使う際には以下のポイントを意識しましょう。
- 挿入の直前に塗るのがベスト
- 手を綺麗にして塗る
- デリケートな部分なので優しく塗る
- 冷たい場合は温めて肌の温度に近づける
挿入する直前に清潔な指に取り、優しく膣口に馴染ませます。
もし潤滑ゼリーが冷たい場合は、手の温度で温めて適温にしてから塗りましょう。
オナニーの時も膣口に指を入れる直前に塗る使い方がベスト。クリトリスを触った後の手だと雑菌がついているため、清潔にしたうえで使用しましょう。
中には指で取らなくても直接塗れるデザインの潤滑ゼリーもあります。
潤滑ゼリーの注意点
潤滑ゼリーを使用する際の注意点は以下のとおりです。
- 女性用のアイテムを使う
- 成分表示(パラベンなど)をチェックする
- 刺激・違和感がある場合はすぐに洗い流す
- 塗るタイミングが早すぎると乾くことも
- 塗る際に雑菌が入らないようにする
- 開封済の使用期限は半年以内
- 未開封の使用期限は3年以内
男性がマスタベーションする用途の潤滑ゼリーは、女性の局部を潤すために製品開発されていません。
必ず女性用の潤滑ゼリーを選びましょう。
また、ヒアルロン酸などの潤い成分が入っている潤滑ゼリーを選ぶと保湿効果が高まりますが、化粧品と同様に肌に合わないケースがあります。
自身のアレルギーの原因が含まれていないか成分表示を確認して、刺激・違和感が出たらすぐに洗い流しましょう。
中にはアレルギーが出やすい成分を配合していない、肌に優しい製品もあります。
膣内の奥深くに潤滑ゼリーが入り込むと、洗い流すことが困難になります。最初は腕や太ももでパッチテストをして、OKなら局部へ使用すると安心でしょう。
さらに、潤滑ゼリーを塗るタイミングが早すぎると乾いてしまい、せっかくの保湿効果が薄れる原因に……。ですので、潤滑ゼリーは挿入する直前に清潔な手で塗りましょう。
潤滑ゼリーはローションと同様に開封後は半年以内、未開封は3年以内を目安に使い切ることもポイントです。
ローションの選び方
ローションには様々な種類があるため、「いったいどれを選べばいいの?」と迷う女性も少なくないはず。
ここでは、ローションの種類とともに選び方を解説していきます。
ローションの基本的な種類
まずはローションの基本的な種類別に用途を見ていきましょう。
- ウォーターベース
- シリコンベース
- オイルベース
ウォーターベースは水で洗い流す必要がなく、比較的サラサラしているためベーシックなローションプレイに向いています。
シリコンベースは洗い流す必要がありますが、ウォーターベースよりもヌルヌルで潤いが持続しやすく、ハードなローションプレイで活躍するでしょう。
オイルベースはオイル特有のヌルヌル感が楽しめ、潤いが長時間持続します。オイルなのでツヤ感も出やすいでしょう。
その代わり、コンドームを劣化させる傾向があるため、挿入を伴うセックスではできるだけ使用を控えた方がベターです。
香り・味・温感などの作用もある
基本的な種類に併せ、様々な作用がプラスされたローションが発売されています。
代表的なものをご紹介するため、選び方の参考にしてみてください。
- 香り付き
- 味付き
- 温感
- 冷感
ローション特有の匂いが苦手だったり、ムードを高めたい場合は香り付きを使いましょう。フルーツ・ローズなどの心地よい香りのローションがありますよ。
また、オーラルセックスで使用する場合は必ず「口に入れて大丈夫か」を事前にチェックすることが大切。「フェラ(またはクンニ)の味が苦手……」という人は、味付きを使うとやりやすくなります。
さらに、温感タイプを使うと体がポカポカと温まって興奮を高めてくれます。
ただし、コンドームとの相性は良くないため、お互いの局部へは付けないように注意しましょう。
冷感タイプのヒヤッとした感覚は、お風呂の中や夏場のセックスに向いていますよ。

潤滑ゼリーの選び方
潤滑ゼリーは局部に塗るからこそ、肌・粘膜への優しさやコンドームとの相性を考えたいところ。
どんな選び方をすると良いか、ポイントをご紹介していきます。
潤滑ゼリーの基本的な種類
潤滑ゼリーも基本的な種類はローションと共通しています。
- ウォーターベース
- シリコンベース
- オイルベース
「局部に塗る」という観点から、それぞれの特徴を見ていきましょう。
ウォーターベースは洗い流さなくてOKで馴染みも良いため、デリケートな局部にピッタリの種類です。
しかし、比較的早く乾いてしまう傾向があるため、ヒアルロン酸などの保湿成分を含んだしっとりタイプを選ぶことがポイント。
潤滑ゼリーの種類で迷ったら、ウォーターベースの保湿タイプを選びましょう。
シリコンベースは粘膜や皮膚の上に密着して長時間潤うため、時間をかけてセックスしたいときにおすすめです。
注意点としては、化学反応でシリコン製のアダルトグッズの劣化を招く恐れがあります。
オイルベースはヌルヌル感があり乾きにくいため、「独特な質感を楽しみたい」「エッチなセックスをしたい」という人におすすめ。
しかし、前述したようにコンドームの素材を劣化させやすく、避妊の観点では相性が良くありません。
こだわりたい潤滑ゼリーの成分
局部に塗る潤滑ゼリーならではの工夫が施された製品が発売されています。
- 弱アルカリ性で妊娠を妨げない
- グリセリン・パラベン・アルコール未使用
- ヒアルロン酸・はちみつなどの潤い成分
妊娠を望む女性に向けて、精子が活動しやすい弱アルカリ性の潤滑ゼリーが発売されています。
妊活向けではない潤滑ゼリーを使うと妊娠を妨げてしまうため、ぜひpHが配慮されている潤滑ゼリーを選びましょう。
また、デリケートな肌に優しいグリセリン・パラベン・アルコール未使用の潤滑ゼリーや、オーガニック系の潤滑ゼリーもあります。
肌に合わないスキンケアやコスメがある人は、こうした優しい成分を謳っている潤滑ゼリーから試しましょう。
さらに、前述したようにヒアルロン酸などの“潤い成分”を重視した潤滑ゼリーを選ぶことも効果的です。
潤滑ゼリーによって、保湿のために様々な成分が配合されているため、ぜひお気に入りの質感を見つけてみてください。
使い勝手をアップしてくれる性能
続いて、使い勝手をアップしてくれる潤滑ゼリーの性能をご紹介していきます。
- コンドームとの併用を想定した潤滑ゼリー
- 注射器タイプで清潔に使用できる
- 香り付きでデリケートゾーンの匂い対策
コンドームメーカーが発売している潤滑ゼリーは、コンドームとの相性を考えて製品開発されているものが多いです。
中には「ラテックス素材以外のコンドーム」などの推奨素材なども記載されているため、注意書きを参考にしながら避妊効果を高めましょう。
次ににおすすめしたいのが、注射器タイプの潤滑ゼリーです。
直接指で触れることなく塗ることができるため衛生的で、手が潤滑ゼリーで汚れる心配もありません。手を洗う手間が省けるため、その場の雰囲気も乱さずに済みますよ。
最後にご紹介したいのが香り付きの潤滑ゼリーです。
どうしても匂いが気になってしまいがちなデリケートゾーン。だからこそ、香りを付けることで安心してセックスに集中できるようになるかもしれませんよ。
おすすめローション・潤滑ゼリー6選!
ここからは、おすすめのローションや潤滑ゼリーをご紹介してまいります。
オーガニック由来のものから、香り豊かなものまで取り揃えていますので、あなたにぴったりのものが見つかるかも!
おすすめのローション
まずは、おすすめのローションからご紹介します。
LUVLOOB(ラブルーブ)オイルベース ローション

10g/¥780(税抜き)
植物由来の成分で作られた、オーガニックのオイルベースローション。
食べても問題ない成分なので、口に含んだりなめたりするのもいいでしょう。
また、デリケートゾーンにも使用できるので、潤滑ゼリーと全身ローションの併用も可能です!
チュッパリップス

10g/¥780(税抜き)
フェラが苦手……というあなたにおすすめな粘性の強いローション(クリーム)。
匂い(味)はオレンジ、マンゴー、ストロベリーの3種類。
愛液の代用というより、オーラルプレイ向けのアイテムです!
徳用ハニードロップス

20ml×40個/¥1080(税抜き)
ネットリと粘度は濃いめのローションです!
口に含んでも飲んでも問題はありません。
ハチミツ成分が配合されているため、お肌への刺激は弱めなアイテムです。
おすすめの潤滑ゼリー
次に、おすすめの潤滑ゼリーをご紹介します。
アストログライド レギュラー

74ml/¥1,120(税抜き)
日本では医療用に用いられる安全面保証のラブローション(潤滑ゼリー)。
粘り気はないが、液状のためサラサラとしていて滑りが良いので、ベタつきが感じにくい◎
海外ではかなり名の知れたアイテムです!
リューブゼリー

55g/¥980(税抜き)
日本国内で初めて製造されたウォーターベースの潤滑ゼリー。
水溶性なため、水で濡らしたフキンでさらっと拭き取りができます。
性交痛で悩んでいる方におすすめです!
オカモト0.02 潤滑ゼリー

60g/¥980(税抜き)
コンドームで有名な「オカモト」が作った潤滑ゼリー。
成分や粘り気などの使用感に関しては、先にご紹介したリューブゼリーと変わりません!
どちらも試してみて、よりあなたに合ったものを選ぶのがいいですね。
自分に合うローション・潤滑ゼリーを正しく選んで使用しましょう
今回ご紹介したように、ローション・潤滑ゼリーには様々な種類・性能があります。
また、たくさん種類があると「どれを選べばいいの?」と迷いがちですよね。
ボディマッサージ・局部へ塗るなどの用途の違いに加え、コンドームなどの避妊具との相性もあります。
局部の潤いをプラスするには、まずはウォーターベースの保湿系の潤滑ゼリーから試すことがおすすめ。
ぜひ今回ご紹介した選び方を参考に、自分に合うローション・潤滑ゼリーを見つけてみてください。